地域医療機関との連携

当院は、積極的に地域の医療機関との連携に取り組んでおります。
そこで、みなさまに「地域医療連携」について、少しでもご理解をいただけるよう、 よくいただくご質問と回答をまとめました。ぜひ参考になさってください。
今後とも、みなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

Q「地域連携」って何ですか?

A病気になると、専門の医師や設備の整った大きな病院で受診した方が安心だと思われる方が、いらっしゃるかもしれません。
しかし、現在の徳島県の医療の現状では、ごく軽い症状の人から入院が必要な重い症状の人までたくさんの人が大きな病院 (大学病院や県立中央病院など)に集中してしまうと、「3時間待ちの3分診療」という状況になってしまいます。

このような状態を解消するために、大規模な病院と地域の医療機関が連携して患者様を紹介し合い、 それぞれの医療機器などの設備や規模に合った医療サービスを提供することが大切になってきます。

これを「地域連携」(病診連携)といいます。

Q「かかりつけ医」って大きな病院でよく言われますが、具体的にどういうものですか?

A「かかりつけ医」は、日頃の健康相談などに気軽に応じてくれます。

専門的な検査や入院が必要と判断されると地域連携を通じ、検査や診察の予約を取り、「診療情報提供書」を書いてくれます。 この「診療情報提供書」をお持ちいただくと、病状や服用しているお薬の内容などが詳しく分かり、 紹介先の病院での検査や診察がスムーズに進み、お薬の重複もなくなります。

現在、井上病院では、よりよい医療サービスを提供するために地域の医療機関との「地域連携」を積極的に勧めています。 そこで、当院の医師が「かかりつけ医」となって、今後の加療を行っていくことをお勧めしております。

ぜひ当院医師による「かかりつけ医」をご検討いただけましたら幸いに存じます。

Q 板野町の住民ではないのですが、ホームページを見て質問させていただきました。
大きな病院から井上病院に紹介してくれるのですか?

Aもちろん紹介してくれます。 地域連携では、それぞれの医療機関が設備や機能に応じた役割分担を行うことが大切です。

当院は、徳島市、小松島市でももちろんのこと、特に板野郡を中心として、 急性期疾患の患者様や入院での治療が必要な患者様の治療を重点的に行うことが、 地域医療における責任を果たすことだと考えています。